【経験談】尿管結石になった話 痛みの対処法や石の排出を早める方法など【完結編】

あらすじ

2019年7月13日の朝6時、筆者は痛みで起きました。

最初は股間あたりが痛いのだと思っていましたが、意識がはっきりしてくると、キリキリとお腹のあたりが痛いと感じるようになりました。

とりあえず「朝出してるしいつものことだろう」と出すものを出すべく僕はトイレへ向かいました。しかし一向に出る気配がなく、腹痛は次第に痛みを増していき「これはただ事じゃないな…」と思い始め、とりあえず意識がしっかりしているうちに現状の痛みの位置と症状を分析してスマホで調べました。

するとどうやら尿管結石の疑いが出てきたのです。(冗談じゃない、ただの腹痛であってほしい)と最初は半信半疑でしたが、出るものは出ないし痛みが激しくなって冷や汗が吹き出し、呼吸が荒くなる中で疑いようのない現状を信じざる終えませんでした。

それでも救急車を直に呼ぶのは気が引けたため、僕は一旦#7119へ電話をして医療相談で救急車を呼ぶか否かを決めることにしました。

(これ結構大事です。意識がしっかりしてて、119しようか迷える程度に余裕があるなら速やかに#7119に電話したほうがいいです。向こうは医療の専門家なので現状を把握して確実な対応を取ってくれます。緊急なら迷わず119に電話してください。)

そしたら案の定救急車を呼んだほうがいいという返答が帰ってきて、向こうが救急車の手配をしてくれるということで電話を切って待つこと数分、救急車のサイレンが近づいてきて、貴重品を持って家の鍵をかけ、なんとか1階に降りて、救急隊員に担架に乗せられそのまま近くの総合病院へ行くことに。

救急車の中では特に何かをしてくれるということもなく、ただひたすら痛みに耐えながら病院到着を待ちました。

病院到着後、痛み止め(座薬)と点滴、血液検査、レントゲン、CT撮影など色んな検査を受けました。その最中も痛み止めは効いているものの鈍痛が響いて歩けないため、車椅子で押されて移動しました。

検査の結果、3mmの尿管結石と診断されました。幸いにも結石は膀胱のすぐ手前まで来ていたようで、石も比較的小さいため薬物治療による経過観察でいいでしょうとのことでした。

仮に衝撃波を使った破砕術や内視鏡といった短期入院が必要なレベルになった場合は10万円と結構高額な治療費がかかるため、そういう意味では自然排出が期待できる大きさで良かったなとは思いました。

しかし石が出るまではひたすら痛みとの戦いです。

僕は覚悟を決めて、石の排出に挑むことになりました。



痛み止めが効いた(市販薬も効く)

夜になると結石が移動するのか、どうしても痛くて処方された痛み止めの座剤を使うことがありました。

坐剤のためすぐに吸収されて効くのか、とても気持ちよく眠れたのを覚えています。

もう治ったんじゃないかってぐらいに痛みが無くなったのですが、処方された座薬は5回分まで、使えても毎晩使って5日間、その日は1日分使ってしまったので残り4日分しかなく、それを過ぎたら痛みに耐えなくてはいけないのかとビクビクしていました。

そこで現在飲んでいる処方薬との相互作用を薬剤師さんに確認した上で、市販薬のロキソニンSプレミアムを試してみることにしたのですが、これが正解でした。

座薬と同じぐらい効果があり、夜も安心して眠れるようになりました。※市販薬を服用する場合、処方薬との相互作用の確認のため必ず薬剤師さんと相談してください。

処方された座薬はいざというときのために取っておき、ロキソニンSで痛みを凌ぐことにしました。

多用は良くないのですが、眠りを妨げるほどだったので止む無く服用していました。

ジャンプや振動で排出を促す

ジャンプや振動による重力加速で石の排出を促せるというネット上の情報があり、懐疑的でしたが藁にもすがる思いで試してみることにしました。

ジャンプをするにも賃貸では近所迷惑になりかねないので、僕はつま先立ちでかかとからドンッっと地面に落として振動を加える運動を1回30分、1日3セット程を繰り返し行っていました。

痛みを感じている時にこれをやるとちょっと位置が変わったような、痛みが一瞬無くなったりといった感じはあったのですが、実際に効果が出ているといった実感はあまりありませんでした。

位置が確実に変わったと感じたのは尿管結石発症から6日目の運動をしたときでした。

石が出る前兆

その日は同じようにテレビを見ながら30分のかかと落とし運動をしていたのですが、位置が変わったのかいつもより痛みの激しい鈍痛がずっと続くようになりました。

痛み止めを飲んでいてもちょっと体を動かすと嫌な感じの鈍い痛みが響く状態でした。

また1日寝れば少し変わるかなと痛み止めに頼りながら就寝するのですが、深夜3時頃に事態は急変します。

痛みで起きた僕は薬の効果が切れたのだろうと思い、寝る前より強くなっていた痛みを耐えながら、再び痛み止めを服用し効果が出てくるまで痛みに耐えるように布団の中でじっとしていました。

その10分後くらいでしょうか、今までよりも強烈な痛みが一瞬だけ僕を襲ったのです。

「うぐっ・・・」っと無意識に声が出てしまうほどの痛みが一瞬だけ起こり、その後痛みがスーッと消えたのです。

これはもしや膀胱に石が落ちたかもしれない…そう思った僕は急いでトイレに向かいました。

あっさりと出た

実際に排出された結石

尿管結石で実際に排出された石

黒い物体が飛び出たのを確認し、ペーパーで拾ってみると血の塊のようなゼリー状の物体に包まれて、結石が排出されていました。

大きさを図ると、診察結果のときと同じ3mmであることがわかりました。

排尿時は大した痛みはなく、あっさりと出た感じです。これは結石が小さかったこともありますし、ゼリー状の物体に覆われていたのもスムーズに排出できた要因だったのかなと思います。定かではありませんが。

こればかりは人によって変わってくるため、僕と同じようにスムーズに出ない可能性もあるので、あくまで僕の場合はこうだったという経験談として見ていただければ幸いです。

まとめ

前の記事で紹介した、ウラジロガシ茶の話をしましたが、結局使う前に排出する結果となりました。

ウラジロガシは尿管結石などの排出に効果があるとして、今では処方される薬の中でウラジロガシエキスを錠剤にしたウロカルン錠というものが存在しています。

僕は今回その処方された薬の中にウロカルン錠があり服用していました。

今回はそれが効果があったかどうかというのはわかりませんが、とにかく塩分量を減らし、水分をたくさん出して尿量を増やし、かかと落とし運動をたくさんするという方法で排出まで至りました。

中にはジェットコースターに乗ると石が排出されるという話も聞きますが、案外そういう「重力」を有効活用した方法は効果があるのかもしれませんね。

これから再発しないように日々の食生活を気をつけると共に、運動不足の解消や生活習慣の改善を心がけて、再発防止に取り組んでいこうと思いました。

またウラジロガシは飲みやすいお茶としても販売されており、尿管(尿路)結石を予防するための「抑石茶(よくせきちゃ)」という名前でも出回っています。

結石予防という意識を高める意味でも効果はあると思うので、気になる方はこれから飲んでみるのもいいかもしれません。

みんさんもくれぐれも尿管結石にならないよう、普段の食生活を見直したり水分補給を怠らないようお気をつけください。

尿意を我慢するのも結石のリスクを高めますので、トイレはこまめに行きましょうね!

応援ありがとうございます!良かったらシェアをお願いします!今後とも頑張って更新していきますのでよろしくお願いします。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする