2021年新ドラマ『君と世界が終わる日に』が1月17日日曜日に放送開始となりました。
世界設定は読んで字の如くゾンビ終末物といういかにもな感じですが、現代社会において終末感というのは割と現実離れしていて、実感は沸きません。
終末世界が訪れたらどうやって生き延びたら良いのでしょうか?
アメリカには世界終末時計という時計が存在し、午前0時を終末の到来となぞらえ45分から0時まで扇子型の形を切り抜き、そこに示された針があと何分という形で表されています。
ちなみに2020年の時点では残り1分40秒(100秒)とされています。
終末になる原因として上げられるのは、主に気候変動や核戦争によるものと言われています。
ドラマのように死者が歩くと言ったゾンビが実際に発生するかといえばその可能性は限りなく低いのですが、ゼロではありません。
ではそうした終末が始まってしまった場合、どうやって生き残れば良いのでしょうか?
目次
終末世界での生き残り方
人間が生きるためにはまず3つの要素が最重要になります。
生命維持には絶対に欠かせないため、サバイバルに置いては真っ先に確保する必要があると言われています。
それでは優先事項が一番高いものから順に見ていきましょう。
体温の確保
人間の平均的な体温は36~37度程度で、35度を下回ると低体温症となり、状況にもよりますが体温が回復しないままだと3時間ほどで死に至ってしまいます。
これが水中の場合は25倍もの勢いで体温が奪われるため、雨や川での水没、雪などに埋没した場合は早急な脱出と、体温回復を行う必要が出てきます。
ただし、低体温症は重症の場合に急激に温めようとすると、冷えた血液が心臓へ急激に流れ込み、「復温ショック」という症状を引き起こし心停止に至る恐れがあるため、低体温症がひどい場合は急激に温めようとせずに、緩やかに温めることが大切です。
水の確保
命の水と言われているほど、水は体にとって非常に重要です。
もしも水が無い生活をすると、人は3日で脱水症状で生存限界を迎えると言われています。
脱水症といえば夏場によく聞くことが多いと思いますが、水のない生活をするだけで季節は関係なく簡単に脱水症になりやすくなります。
脱水症になると人はどうなるかと言うと、軽い状態では発汗、喉の乾き、めまいやふらつき、その次に吐き気や頭痛、体温の上昇が始まり、重症になると痙攣したり、失神、意識が朦朧としてきます。
そして最後には死に至ります。
人は1日に必要な水の量が4Lと言われているのですが、呼気や汗、粘膜や尿と言ったあらゆる場所から体水分が放出されていて、その水の量がざっくり4Lほどだそうです。
普段4Lも水を飲んでないけど生きているよ!と思っている人もいるかと思いますが、水分が摂取できているのは水だけとは限りません。
普段食べている食料からも、水分は摂取できているのです。
食料の確保
いくら水が豊富にあるからと言っても、やはり人は食べないと死んでしまいます。
では実際どれぐらい食べなくても生きていけるかと言うと、概ね3週間~1ヶ月ほどだと言われています。
人によって皮下脂肪などがたくさんある人は、脂肪や筋肉などを栄養に変えられるため、全く動かずにじっとしているだけという場合においては、1ヶ月以上生き延びることも可能かもしれません。
もしも体温も水にも困らない色んな好条件に恵まれていたら、2~3ヶ月は持つ可能性もあるかもしれません。
ですがそれでも体重や体力が落ちたり色んなデメリットも存在するため、万が一それで生き延びてもその先の生存率は下がってしまうでしょう。
ですので食料の確保は必須と言えます。
火の確保
火の確保については、あったらマシだけど、無くても大丈夫というレベルで、状況にもよりますが、冬場など食料の確保が難しく、かつ体温が奪われやすい季節とかいう状況においては、火は生命の灯火となり得るでしょう。
また終末世界においては電気が使えなくなることが想定されるため、明かりとしての活用方法も十分あります。
ゾンビが現れたら
終末世界におけるサバイバルの基本は「生き残ること」です。自らの生死を左右するような戦いは基本的に避けるべきなのですが、戦わなければ生き残れないと判断した場合はやむおえず戦うことになるのでしょう。
その場合は、極力袋小路にならないように脱出経路を確保し、確実に仕留められる数だけに絞って戦うという手法が、生存確率を高くするでしょう。
もしもそれすら困難といった場合は、隠れられる場所を探す、音を立てないように逃げるといった策を取ってもいいかもしれません。
しかし、それで安心かといえばまだ安心はできません。
たとえばソンビが発生した終末世界では、必ずしもゾンビだけが危険というわけではないのです。
一番危険なのは生きている人間
生存者が全員善良な人とは限りません。中には他の生き残った生存者の物資を奪おうと襲ってくる可能性も決してゼロではないため、対人警戒をしなければならなくなります。
しかしそうしていくうちに、会う人会う人が果たして本当に安全なのか、危険なのか、どっちなのかわからなくなることがあり、次第に人は疑心暗鬼になって、すべての人を信用できなくなってしまいます。
そういう人がどうなるかというと、人を見かけるたびに攻撃をしかけようとしてきます。
善良な人もまた、危険な人物と化してしまいます。
終末世界では、安全な場所などというのははっきり言って無いに等しいのです。
こういう世界では、終末世界が始まった瞬間にある一定のグループや仲間を作っておくことが、生存確率を上げる秘訣になると思います。
まとめ
終末世界というのは今はまだ来ないかもしれませんが、可能性は0ではないためいつか必ず訪れる時がやってくるでしょう。
いつかやってくるための備えとしては、食料や水の備蓄に加え、サバイバルで使える道具類などの準備もしておくと、終末世界がやってこなくても、もっと高確率でやってくるであろう大災害の備えとしては必ず役立つ時が来ると思います。
後は家族や友達、ご近所付き合いといったコミュニケーションも常日頃取っておけば、きっと力強い味方として仲間になってくれるでしょう。
ちなみに僕的には2,3人ぐらいが丁度いいかななんて思ったりします。
移動しやすい、物資の減りが緩やか、燃費も良い、車一台で済むといった具合にメリットが多いからです。
まぁ終末は来ないほうが一番いいんですけどね。
ドラマや映画で楽しめている今の世界のままでいてほしいものです。
田舎産まれ、田舎育ちの人口の少ない町で幼少期を過ごしました。
自然豊かでしたが、刺激は少なく町は廃れていくばかり、そんな僕が東京へ来て、毎日成長していく都会の姿を見たときは、正直びっくりしました。
変わっていくのは、動き続けることなんだって気がついた時、僕はすでに行動に移していました。
そんな日々変わりゆく何気ない景色の中に、生きている僕たちがいて、一時一時を踏みしめていく。
僕はその一時を大事にしたい、そういう思いを込めて「たのらいふ」と名付けました。