マトリックスと聞いてみんさんはあの映画が脳裏に浮かんだと思いますが、スペースXやテスラの電気自動車でお馴染みのイーロンマスク氏が挙げた、世界シミュレーション仮説。
人々は皆脳に電極を刺され、巨大なコンピューターが作り出した仮想現実世界を見せられ、その中で一人ひとりが生活しているという、まるで映画の「マトリックス」の世界を想像させるような、そんな非現実的な話が現実に近づいているというのです。
どういうことなんでしょうか?
その世界がシミュレーションである仮説に、その可能性が高い理由が存在します。
目次
ゲームの画質は年を追うごとにリアルに
今から10年前と比べても、ゲームの画質やリアルさなどは格段に向上しています。
2011年頃といえばコールオブデューティーMW3、Crysis2、バトルフィールド3といったアクションゲームがメジャーでしたが、この時点ですでにリアルなゲームばっかりです。
さらに10年前といえばPS2がまだ出たばっかりと考えると、10年スパンで考えただけでどれだけゲームの画質が向上したのかよく分かるかと思います。
性能が上がればリアル度も上る
*左が俳優で右がゲーム映像
ここまでゲームの画質が向上したのは、ムーアの法則ともよく関係性があります。
ムーアの法則とは半導体の集積率が18ヶ月で2倍になるという法則で、誰にでもわかりやすく言えばコンピューターの性能が2倍になるってことです。
1年半で2倍に、また翌年も2倍に、倍々で上がっていけば、この20年でグラフィックが劇的に向上する理由も理解できるはずです。
地球をシミュレートできる
やがてそれらのコンピュータは人間一人の脳をシミュレートできるまで性能が上がり、それぞれのコンピューターが集まって一つのスーパーコンピューターとなることで惑星一つをシミュレートできるレベルにまでなるそうです。
そうなるとこの世界が実はシミュレートされた世界であっても、不思議じゃなくなる気もしてきますよね。
その話を聞いた後だと、より映画マトリックスの世界が想像できたのではないでしょうか。
現段階の人間の技術ではそういった脳のエミュレートや惑星一つをシミュレートするといったレベルまでには達していいないにしても、最近ではほとんどメジャーになってきた人工知能「スマートアシスタント」やVR(バーチャルリアリティ)の登場やAR(拡張現実)など、それらに近しい存在の技術の進歩が凄まじいですよね。
実際VRで人気の「VRCHAT」というコミュニケーションゲームをプレイした人は、キャラクターとしてその世界に入り込み、ゲーム内のキャラクターの「手」で触れられるとまるで本当に触られたように感じるという「VR感覚(ファントムセンス)」というのを感じる人たちが存在しています。
こうした技術の進歩自体も、家庭向けのコンピューターが登場してからたったの数十年という短いスパンで訪れています。
これから開発が進んでいくであろう量子コンピューターの技術を使えば、脳のエミュレートはおろか、宇宙そのものもシミュレートできてしまう時代がきてしまうかもしれませんね。
田舎産まれ、田舎育ちの人口の少ない町で幼少期を過ごしました。
自然豊かでしたが、刺激は少なく町は廃れていくばかり、そんな僕が東京へ来て、毎日成長していく都会の姿を見たときは、正直びっくりしました。
変わっていくのは、動き続けることなんだって気がついた時、僕はすでに行動に移していました。
そんな日々変わりゆく何気ない景色の中に、生きている僕たちがいて、一時一時を踏みしめていく。
僕はその一時を大事にしたい、そういう思いを込めて「たのらいふ」と名付けました。