こんにちは、仕事柄汗をめっちゃかくので1日3リットルくらい水を消費するたのらです。
知ってる人も、知らない人も、最近VR界隈で目にすることが多くなったVRCHAT(VRチャット)。
知らない人はVRCHATをご存じでしょうか?
その熱中度はとても高く、プレイ時間が数千時間をも超えるプレイヤーが存在する人気コミュニティーゲームとして、存在を際だたせています。
目次
VRCHATとは
VRCHATとはVRヘッドセットを被ったプレイヤー同士が、仮想世界においてアバターという着ぐるみの用なキャラクターに完全に別の体として入り手足を動かすことで他の人とコミュニケーションが出来るという無料ゲームになっています。
簡単に言うと別人になれる、イケメンや美人、アニメのキャラクターやスーパーマンになれるといった方が分かりやすいでしょうか。
最近ではそのVRCHAT内で使うアバターをオリジナルで製作して販売されているなど大変活発になっていて、基本的にはみんな一人一人が現実世界から離れ、全く別の体として仮想空間でコミュニケーションを取ることに熱中しているといった感じです。
指トラッキングとフェイストラッキング
VRCHATをひとしきり遊んだ人なら、よりアバターの動きをリアルにさせようとして体のモーショントラッキングに力を入れていく人が少なくないと思いますが、顔や指のトラッキングで悩んでいる人が多いと思います。
現段階で「家庭用」レベルとして使えるフルフェイストラッキングに対応したデバイスは、Noitom社が提供しているソフトウェアですが、ウェブカメラを使ったトラッキングになるためヘッドセットを被るVRには不向きと思われます。
他にも様々なフェイストラッキングは存在しますが、結局のところ顔の形を認識しなければいけないためVRヘッドセットを被ったままというトラッキングには大きな壁が立ちはだかっています。
現時点で半フェイストラッキングとして注目されているのは、HTC Vive pro Eyeという目の動きをトラッキングしてくれるヘッドセットです。
これにリップシンク(喋った声をマイクで感知してキャラクターの口の動きを合わせる機能)でリアルな感情表現にするという方法です。
いずれにしても顔のすべてをトラッキングするというのは現時点では不可能で、目の一部といった半トラッキングであればまだ現実的という結果になっています。
ただVRの技術は格段に上がってきているので、ヘッドセット単体でもフェイストラッキングを完璧に行ってくれるものもそのうち出てくるのだろうと予想しています。
Valveの指トラッキング
指のトラッキングについてですが、現在販売されているもので、VRCHATの指トラッキングにおいて最強だと言われているのがオキュラスリフトのコントローラー(オキュラスタッチ)です。
静電容量方式が採用されていて、現実の手と大体同じジェスチャーが出来るコントローラーです。
「大体」と書いたようにやはり100%同じとはいかないため、違和感を感じるプレイヤーも少なくないと思います。また、オキュラスリフトのトラッキングシステムを使用するためにViveや他のVRをすでに使用している人にとっては、1からすべて揃い直さなければいけないため、現実的ではないでしょう。
最後に有力的な指トラッキングシステムを紹介します。
Vulve社が開発しているVulve Indexという新型のVRヘッドセットと同時に開発されているIndexコントローラーです。
こちらもオキュラスタッチのように静電容量方式によるセンサーで指を認識するのですが、こちらはバンドに手を固定して手をパーにしても落ちないようになっており、曲げた指をそのまま反応させることで手の動きとほとんど同じ動きでVR内の手の動きを再現することに成功しています。
まるでVRグローブをつけたかのような動きです。
パーセプション・ニューロン
Noitom社から出ているパーセプションニューロンというフルボディトラッキングシステムがありますが、同じく同時に出ているVRグローブHi5 VR GLOVE やFacewareといった顔モーションキャプチャなど、VRCHATでワンチャン使えるのでは?といった機材もたくさん出ていますが、調べてみたところどれもVRCHATでは非対応でした。
せめてグローブだけでもといったところですが、こちらも公式では非対応となっており、唯一見つけた情報でも動かすのがやっとという状況のようでした。
もし動かせるのならこちらの導入も可能性はあったと思いましたが、今では優先度0になっています。
もしかすると海外や日本の有志の方が動かせるように頑張っているかもしれませんが、ランニングコストが高い上、ジャイロスコープを利用したセンサーのためズレが大きくなるために、一定時間ごとにキャリブレーションを行わなければいけないというデメリットがあるようです。
一瞬だけでも夢のあったNoitom社のトラッキングシステムですが、VRCHATには完全に不向きという結果になりました。
まとめ
Vulve Indexの国内販売は現在まだされておりませんが、予定はあるとのことで、早期の国内販売を期待したいですね。
私の友人もVRCHATを始めたということで色々話を伺っていましたが、やはりドはまりしているようでとても楽しそうでした。
ただ先程も書いたように、プレイ時間が数千時間を超えるプレイヤーが圧倒的に多いようです。
普通に別のゲームを遊んだり外に遊びに行っていた人ですら、VRCHATを始めるとそれ以外やらなくなると聞いています。
なので半分怖さを感じつつも徐々に魅力に惹かれてやりたくなっている筆者も、そのうち…
おっと、危ない危ない…魂ごと持っていかれるところだった…
兎にも角にも、プレイヤーをVRCHATという異世界に引き込む力の強さを感じた瞬間でした。
田舎産まれ、田舎育ちの人口の少ない町で幼少期を過ごしました。
自然豊かでしたが、刺激は少なく町は廃れていくばかり、そんな僕が東京へ来て、毎日成長していく都会の姿を見たときは、正直びっくりしました。
変わっていくのは、動き続けることなんだって気がついた時、僕はすでに行動に移していました。
そんな日々変わりゆく何気ない景色の中に、生きている僕たちがいて、一時一時を踏みしめていく。
僕はその一時を大事にしたい、そういう思いを込めて「たのらいふ」と名付けました。